口臭の原因になるさまざまな生活習慣。無理なダイエットやコーヒーの飲み過ぎ、睡眠のとり方など、誰もが関係する生活のちょっとした習慣にこそ、しっかりとした注意が必要です。

口臭の原因

糖質制限のダイエット

「糖質制限ダイエット」といえば、少し前に話題になり、実践していた方も少なくないのではないでしょうか。このダイエット法は、糖質を多く含む炭水化物などを、控えるように食事を制限するのがポイント。インスリンの分泌を抑え、血糖値を緩やかに保つと脂肪が増えにくくなります。また、血液中の糖分が少ない状態で運動を行えば、エネルギーが脂肪細胞内から供給されるので、脂肪の燃焼を促して痩せることができるのです。しかし、このダイエットも口臭の原因になる場合があります。

なぜダイエットが口臭につながるのでしょうか。その理由の1つは、無理なダイエットによるストレスです。ストレスを感じると、唾液の分泌は低下します。すると、口腔内の歯周病菌などが殺菌されずに残ることが多くなり、臭いを発するのです。これと同じことは空腹状態になっても起こります。食後には唾液の分泌量が増すものですが、ダイエットで食事を減らし、空腹感があると唾液量が減少し、口臭が発生しやすくなるのです。

また、ダイエットによるエネルギー不足で中性脂肪が燃えると、血液中に悪臭を生む成分が発生します。この成分の濃度が増して肺に運ばれると、口臭を伴った呼気として口から吐き出されることになります。

コーヒーを良く飲む

良く「飲むと息が臭くなる」といわれるコーヒーですが、なぜ口臭の原因になるのでしょうか。その理由の1つが、コーヒーが酸性であること。酸性が強いと、口内でバクテリアが増殖しやすくなり、口臭につながるといわれています。また、コーヒーの焙煎成分が舌に付くと、舌苔という白い物質になります。これが独特の臭いを発するのです。

もし空腹時にコーヒーを飲むことが多い場合、さらに口臭の危険性がアップします。これはコーヒーに含まれるカフェインが、空腹時に摂取すると胃の働きを活性化させるから。胃液が大量に分泌され、口臭につながるのです。

これらの対策としては、コーヒーを飲むのは食後に、ということが大前提です。ほかには、コーヒーを飲んだ後にはキシリトールガムを噛んで、口内を酸性から元に戻すという方法があります。さらに舌に付着した舌苔には、専用のブラシを使ったした磨きをしたり、水を含んで上あごに舌の表面をこすりつけて臭い成分を落とす方法などもあります。難しいことではありませんので、試してみると良いでしょう。

口呼吸で寝る

多くの方が口臭が気になると感じる瞬間に、朝起きてすぐというタイミングがあります。寝起きに口の中がねばついて不快に感じた経験も、多くの方がお持ちでしょう。この原因の正体が、口の中に発生する細菌です。寝ているときは、当然身体は休んでいますので、唾液の分泌も減少します。そのため、普段は唾液で洗い流され、殺菌されている口の中も、睡眠中は細菌の温床になるのです。

さらに、この口臭が悪化することがあります。それは、寝ている間に口呼吸をしている場合。口が空いていると、口腔やのどに空気が入り込み、乾燥を引き起こします。すると唾液の効果はますます弱まってしまい、寝起きの口臭につながるのです。寝ている間の呼吸を自覚し、改善するのは難しいでしょうが、たとえば鼻がつまっている方は口呼吸が習慣になりがち。さらに、睡眠中のいびきや歯ぎしりがひどい方、唇がよく乾く方、口内炎になりやすい方なども、じつは口呼吸になっている可能性が高いので、注意が必要です。